ジャニーズの不祥事により事務所解体や東山紀之さんの社長辞任と未だに騒然が止みません。
今回はかつてのジャニーズTOPの国民的アイドルグループSMAP。
日本に留まらずアジアでも人気を誇る彼らがなぜ解散したのか？
複雑な事情か絡んでいますが、わかりやすく解説したいと思います。
SMAPが解散
2016年12月31日の大晦日を持ってSMAPが解散すると、公式で発表されました。
日本に留まらず、海外も騒然とさせたニュースでした。
森且行氏が1996年に脱退して以来、25年にわたり国民から愛された人気アイドルグループ。
なぜ解散したの？
さまざまな憶測がありましたが、実は彼らを育てあげた当時のマネージャー飯島三智氏とメリー喜多川副社長の人間関係の亀裂がきっかけだったそうです。
これから解散に至るまでの経緯を述べたいと思います。
SMAPがなぜ解散したかその経緯
SMAPの育ての親・飯島三智マネージャー
SMAPを国民的アイドルグループに育てあげたのは飯島三智マネージャーでした。
当時ジャニーズ事務所の事務職員として働いていた飯島三智氏はSMAPのデビューに関わることになり自らの希望でマネージャーに転属しました。
1990年代の当時はアイドルの氷河期を迎えており、当然SMAPも結果を出せず迷っておりました。
そこで飯島三智マネージャーはSMAPを当時まだアイドルがバラエティーが無縁だった頃に積極的に出演させ、お笑いを露出させることで人気グループに築きあげたのです。
SMAPの後にも
- 山下智久
- Kis-My-Ft2
- Sexy Zone
- A.B.C-Z
のマネジメントも手がけており事務所で実権を握るほどにまで出世していったのです。
そんな飯島三智マネージャーを良く思わない人物がメリー喜多川副社長でした。
飯島三智とメリー喜多川副社長の確執
ジャニーズ事務所の経営で権力を持つメリー喜多川副社長は娘であるジュリー景子さんを次期社長にしたがっていました。
そんなメリー喜多川副社長の存在を脅かしたのが飯島三智マネージャーでした。
敏腕マネージャーとしてジュリー景子さんよりプロデュースの実力がある飯島三智マネージャーさんが次期社長になるのではないかと噂になりました。
この噂でメリー喜多川副社長と飯島三智マネージャーの亀裂が決め手になったのが週刊文春のインタビューだったのです。
2015年1月、メリー喜多川副社長は週刊文春のインタビューに
について質問されたところ、飯島三智マネージャーを呼び出し
ジュリー景子と対立するならSMAPは踊れない！SMAPを連れて出ていけ！
と怒りながら解雇宣告したのです。
ジュリー景子さんと対立し次期社長になる気がなかった飯島三智マネージャー。
この出来事からSMAPの分裂が始まったのです。
SMAPメンバーの分裂
メリー喜多川副社長から解雇宣言された飯島三智マネージャー。
そこでSMAPとともに独立しようと計画していました。
2015年には円満退社でまとまる予定でしたが、なんと木村拓哉さんが事務所に残ると言われたのです。
退社後に契約する予定の田邉エージェンシーの系列であるケイダッシュからは
と移籍入所を断れたのです。
5人の移籍の話は進んでいたが、木村拓哉さんのジャニーズ事務所の残留と中居正広さんの移籍保留でSMAP独立は失敗しました。
SMAPメンバーからの謝罪
2016年1月18日にテレビ番組『スマスマ』でグループ存続の謝罪映像が送られました。
2016年1月21日にこの騒動が週刊新潮に掲載、
と報道されています。
そして解散へ
飯島三智氏の退社と木村拓哉さんとメンバー4人の亀裂により、グループの活動がなかなかできなくなったSMAP。
2016年8月14日の香取慎吾が司会を務めるテレビ番組『スマステーション』の放送終了後にジャニーズ事務所から各メディア社にSMAP解散のFAXが送られたそうです。
中居正広
「ファンの皆様、関係各位の皆様、我々SMAPが解散する事をご報告させて頂きます。ご迷惑をお掛けしました。ご心配をお掛けしました。お世話にもなりました。このような結果に至った事をお許しください。申し訳…ありませんでした…」
木村拓哉
「この度の『グループ解散』に関して、正直なところ本当に無念です。でも、25周年のライブもグループ活動も5人揃わなければ何も出来ないので、呑み込むしかないのが現状です。沢山の気持ちで支えて下さったファンの方々、スタッフの皆さんを無視して『解散』という本当に情け無い結果になってしまいました。今は言葉が上手く見つかりません。」
稲垣吾郎
「ファンの皆様、スタッフ関係者の皆様、この度はご心配ご迷惑をお掛けして本当に申し訳ございません。今の状況で五人での活動は難しいと思い、辛い決断ではありますが『解散』という形を取らせて頂く事になりました。どうか僕たちの意思をご理解頂けたらと思います。28年間本当にありがとうございました。」
草彅剛
「この度僕たちSMAPは解散する道を選びました。いつも応援してくれたファンの皆様、支えてくれた関係者の皆様、グループ結成から28年間本当にありがとうございました。今後も精進して参りますので引き続き、温かく見守って頂けると嬉しく思います。」
香取慎吾
「ファンの皆様、そしてスタッフ関係者の皆様。僕らSMAPは解散いたします。応援して下さった沢山の方々に心より感謝申し上げます。そして突然のお知らせとなりましたこと、深くお詫び申し上げます。」
解散前のSMAP最後の活動が12月26日の『SMAP×SMAP』最終回でした。
最終回は5時間スペシャルで総集編のVTRがほとんどであったが、番組のラストで新たに「世界に一つだけの花」を撮りおろしこれが5人そろっての最後の歌唱となりました。
紅白歌合戦や年末の歌番組に出ることもなく寂しい最後です。
解散後のメンバーの現在
解散後のメンバーはどうなりましたでしょうか？
草彅剛さん、稲垣吾郎さん、香取慎吾さんはジャニーズ事務所を退社し、飯島三智氏が代表を務める『CULEN』に移籍。
中居正広さんは2020年2月21日にジャニーズ事務所を退社し、個人事務所『㈱のんびりなかい』を設立。
木村拓哉さんはジャニーズ事務所に残っていましたが、事務所解体により現在どんな活動されるのか不明。
メンバーそれぞれ自分たちの道を歩んでいるようですね。
以上でSMAPの解散をわかりやすく解説しました。
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