NHKドラマ10『大奥シーズン2』が2023年10月3日から放送スタートしました。
ドラマキャストのなかでも特に11代将軍・徳川家斉の母・一橋治済役の仲間由紀恵さんが注目されています。
仲間由紀恵さんと言えば、2006年12月23日に公開された映画『大奥』にも主演されてましたね。
今回仲間由紀恵さんが演じる一橋治済と過去に演じた絵島の役を紹介しながら、比較したいと思います。
仲間由紀恵が演じる一橋治済
NHKドラマ10『大奥シーズン2』あらすじ
まず仲間由紀恵さんが出演してるNHKドラマ『大奥シーズン2』のあらすじから述べます。
8代・吉宗公の薨去から20年の年月、平賀源内(鈴木杏)は、田沼意次(松下奈緒)からの内命で長崎・出島で蘭学の習得者探しに奔走していました。
それは亡き吉宗公より「赤面疱瘡」の撲滅を託されたからです。
源内は大奥入りした蘭方医・青沼(村雨辰剛)とともに赤面疱瘡の解明に挑んでいきます。
源内は赤面疱瘡の治療法を「人痘接種」と名付け、青沼たちは実績を増やし、徐々に大奥内での評判を広めようと試みていきました。
伊兵衛(岡本圭人)が接種し、成功したことから評判が広まり、多くの男児が人痘を接種、現在でいうワクチン接種です。
一橋治済の息子・竹千代(のちの11代将軍・家斉)も接種者にいました。
ところが、人痘接種を受けた松平定信の甥が身罷られ、蘭学による赤面疱瘡撲滅を支えていた老中・田沼意次は、青沼を登用したことで立場が危うくなります。
人痘接種は続くが、10代将軍・徳川家治(高田夏帆)が毒を飲まされて田沼意次を逆恨みしながら命を絶ちました。
それに伴い、田沼の老中の職が解かれ、青沼は死罪、蘭学講義を受けた者たちは追放となりました。
そして3代将軍・徳川家光以来の男将軍として就任した徳川家斉(中村蒼)、しかし実権は母・一橋治済(仲間由紀恵)に握られ、政治に口を出すことはできませんでした。
しかし、徳川家斉は秘密裏に赤面疱瘡の研究を再開させ、男子が活躍できる世を復活させようと考えます。
一方徳川家斉の正室の御台(蓮佛美沙子)は子供たちの不審死が立て続くようになり、周囲に不信感を募らせていくのでありました。
一橋治済の紹介
仲間由紀恵さんが演じる『一橋治済』がどんな人物か紹介します。
ドラマが完結してないので原作を基にまとめていきます。
徳川治済は御三卿の一つである一橋家の2代当主で、8代将軍・徳川吉宗の孫です。
作中に描かれた一橋治済は恐ろしいサイコパスなのです。
まず、実の母である家尹(むねたけ)を毒害し、姉である治之を井戸に落としたのです。
これにより、治済は一橋家の当主となるのです。
将軍の母となり政治の実権を握るため、赤面疱瘡のワクチン接種が成功し将軍候補が増えるのを恐れ阻止しようと田沼意次を失脚させ平賀源内や青沼を排除しました。
田沼意次を失脚させ平賀源内には梅毒を移させ、命を奪ったのです。
家斉が将軍職に就くと治済が実権を握ります。
治済は家斉に側室を侍らせ子供を作るように促しながら、自分の孫を次々に命を奪っていくのです。
その理由はなんと
退屈だから
おまけに赤面疱瘡撲滅を再開しようとした息子である徳川家斉まで命を絶とうと目論んでいくのです。
このことを知った家斉の正室・茂姫(蓮佛美沙子)は側室・お志賀の方(佐津川愛美)と結託し我が子が治済に命を奪われた者同士復讐を計画するのです。
茂姫は治済の前ではお志賀の方を険悪な関係を装いながら治済に毒を盛り摂取させたのです。
大量の毒に犯され意識を失った治済ですが、家斉は自分を亡き者にしようとした母を助け、命を取り留めたのです。
命を取り留めた治済ですが、起き上がることも会話もできず、植物状態のまま16年間77歳まで生き永らえました。
仲間由紀恵が演じた絵島
次に仲間由紀恵さんが過去に演じた絵島の紹介をします。
まずあらすじからです。
映画『大奥』あらすじ
2006年12月23日に公開されたフジテレビのドラマ『大奥』シリーズの完結編として制作された劇場作品。
大奥のスキャンダル『絵島生島事件』を題材にし愛憎を交錯させた内容です。
時は江戸幕府7代将軍・徳川家継の時代。
幕府内部では権勢を誇る間部詮房(及川光博)と老中たちが対立、一方大奥では先代将軍・徳川家宣の正室である天英院(高島礼子)と側室で家継の生母・月光院(井川遥)の確執が行われていました。
月光院の右腕として大奥を取り仕切っていた大奥総取締・絵島(仲間由紀恵)はその働きぶりに天英院派の恨みを買うのです。
ある日寺社詣の帰り道に歌舞伎観劇で、看板役者・生島新五郎(西島秀俊)と出会い惹かれていく絵島。
実は月光院と間部詮房の恋愛関係を暴き排除するために天英院派が画策した罠だったのです。
今まで月光院を支えてきた絵島の運命はどうなるのでしょうか?
絵島の紹介
仲間由紀恵さんが演じたのは7代将軍・徳川家継の生母である月光院から頼られ、女中たちからも慕われる大奥総取締・絵島です。
当時の大奥は月光院派と天英院派の派閥争いがあり、絵島はその月光院派に属しております。
政治の実権を握り権勢を誇る間部詮房と月光院が密通している噂を知った天英院は2人を失脚させるため、ターゲットにされたのが絵島でした。
その絵島を罠に嵌めるため、仕掛け人として雇われた恋のお相手・生島新五郎役がそう、女性からの人気も厚い俳優の西島秀俊さんです。
大奥たちの数少ない娯楽であった歌舞伎を見に行かせ、人気役者・生島新五郎をお金で雇い絵島を恋に落とすように命じたのです。
実は歌舞伎座の前に縁結びのお寺で出会った絵島と生島新五郎。
生島新五郎が気になる絵島は動揺を隠すものの
私を買いたいですか?
と尋ねる生島をピシャリと跳ね除けます。
度重なる出来事に絵島は仕組まれた罠だと気づくが、歌舞伎座が燃える事件を機に生島への思いが抑えられなくなり、また生島も男を知らない絵島の初々しさに惹かれ、2人は本気の恋をしてしまいます。
結果、絵島は島に追放され、生島新五郎は死刑にされ悲劇の最後を迎えてしまいました。
仲間由紀恵の一橋治済と絵島の人物像を比較検証
次に一橋治済と絵島の違いを比較したいと思います。
左が一橋治済で、柔らかな笑みを寄せながら残酷な闇を感じさせます。
己の欲のためなら平気で息子や家族を殺めていく人の皮を被った恐ろしい悪魔です。
一方右が絵島で、真面目で堅物そうですが瞳が清らかで凛とした表情です。
生島新五郎と恋に落ちながらも主人である月光院を守り自らを犠牲に死を覚悟した心の美しい女性でした。
2人とも真逆の人物像ですね。
悪女も聖女も演じこなす仲間由紀恵さんの演技にあっぱれ、目が離せません。
以上で仲間由紀恵さんの一橋治済と絵島の紹介と人物像の違いをまとめました。
ドラマの続きが気になりますね。
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